我が家では、以前、洗濯機の乾燥機能をめぐって、ちょっとした派閥争いがありました。
それは、妻は外干し派、私は乾燥機派。
お互いに譲れない主張があり、この洗濯事情を巡って本気の夫婦ケンカになったことも…。
「乾燥機と外干し、どっちが節約になるの?」
「時間的には?お金的には?」
この記事では、我が家の実体験をもとに、乾燥機と外干しのメリット・デメリットを「時間」と「お金」の2つの視点から比較します。
同じように、洗濯の方法で夫婦や家族と意見が割れている方、夫婦間の家事ルールに悩んでいる方に、きっと参考になる内容です。
我が家の洗濯事情|妻は外干し派、私は乾燥機派
我が家では、洗濯物の乾かし方をめぐって、静かな火花が散っていました。
妻は「外干し派」。私は「乾燥機派」。
妻が外干しを選ぶ理由
妻が外干しを選ぶのには、次の理由があります。
- 電気代ゼロ → 節約効果が大きい
- 日光の力でふんわり乾く
- 衣類が傷みにくい → 乾燥機の熱によるダメージがない
妻いわく、「外干しは自然の柔軟剤。天日干しのにおいが一番気持ちいい」と言っています。
私が乾燥機を選ぶ理由
私が乾燥機を選ぶのには、次の理由があります。
- 時短 → 干す・取り込む手間が一切ない
- 天候に左右されない → 雨、曇り、花粉、黄砂でも問題なし
- 仕上がりのふわふわ感 → 特にタオルは一度乾燥機を使うと手放せない
私としては、「毎日の限られた時間を有効に使いたい」という思いが強く、多少の電気代よりも時短を優先したい派です。
その結果…
問題は、どちらの方法も一長一短があること。
お互いに「自分の方が正しい」と思っているので、譲り合いがうまくいかず、大きなケンカに発展したこともありました。
そこで私たちは、感情的にならず、時間とお金の両面から本当にどちらが得かを検証してみることにしました。
電気代と時間のリアル比較(我が家の場合)
乾燥機と外干し、どちらが節約になるのか。
我が家では、電気代と家事にかかる時間の両面から比較してみました。
乾燥機を使った場合
我が家のドラム式洗濯機の取扱説明書によると乾燥機能を1回使うと、電気代は約60〜80円(1.5〜2.0kWh)となっています。※機種や設定によって前後します。
- メリット:干す・取り込む作業がゼロ。天候や時間に左右されない。
- デメリット:電気代がかかる。衣類によっては縮みやすい。
外干しした場合
外干しはもちろん電気代ゼロ。ただし、「干す+取り込む+畳む」までに平均20〜30分かかります。また、天候や日照時間に影響を受けやすく、急な雨や強風で慌てて取り込むことも…。
- メリット:電気代ゼロ。太陽光の殺菌効果。衣類の生地が傷みにくい。
- デメリット:時間がかかる。天候や季節に左右される。
1カ月単位で試算(我が家の場合・週4回洗濯)
方法 | 電気代(月) | 家事にかかる時間(月) | 天候の影響 |
乾燥機 | 約1,200〜1,400円 | 0分 | なし |
外干し | 0円 | 約7〜8時間 | 大きい |
こうして数字で見ると、外干しは圧倒的に節約効果がある一方、乾燥機は圧倒的に時短という結果に。
つまり、「お金」か「時間」か、何を優先するかで答えは変わってきます。
「お金」と「時間」どっちを取る?
外干しでの電気代節約はかなり効果的です。月に1,200円以上節約でき、年間で1万4,000円以上になります。この金額は、家族で外食に行ける程度です。
しかし、外干しには時間がかかります。月に7〜8時間もかかり、年間で84〜96時間、つまり約4日分も洗濯に費やしていることになります。
これらを考慮したうえで、私たち夫婦は話し合いを行いました。
話し合ってみた結果…
話し合いの内容は、電気代の節約と時間の使い方をどうバランスさせるかでした。
先ほどのデータを見て、外干し派の妻も「年間で4日も洗濯にかけている時間があるのか…」と驚いていました。
しかし、やっぱり「外干しのにおいが一番気持ちいい」と言い、天気の良い日は外で干したいという気持ちが強いようでした。
でも、妻は「忙しい日や曇りの日は乾燥機でも良いよ」と言ってくれました。実際、洗濯は妻の方がやってくれることが多いため、妻の意見を優先することに決めました。
その結果、我が家では次のようなルールが決まりました。
- 忙しい日や夜に洗濯する日は乾燥機を使う
- 休日や天気の良い日は外干しをする
このように、具体的な数字を挙げて話し合うことで、お互いの価値観を尊重し、バランスの取れた決定ができたと感じています。
まとめ|節約も大事、でも時間の価値も忘れずに
節約は重要ですが、お金だけでなく「時間」や「労力」も大切です。
乾燥機と外干し、それぞれのメリット・デメリットをしっかりと把握し、家族全員が納得できるルールを作ることで、家事ストレスを大幅に減らすことができます。
私自身、今回妻と話し合ったおかげで、忙しい日に無理して外に干すストレスから解放され、逆に余裕のある日は外干しを楽しむ余裕もできました。
結婚している夫婦であれば、「私のことをわかってくれない…」と悲観的になるのではなく、具体的に話し合ってみましょう。
無理な節約で疲れてしまうよりも、バランスの取れた節約が長続きの秘訣だと思います。
また、話し合うことで、お互いの不満も減り、夫婦円満にも繋がっていくはずです。

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